[ハムスター]夏の暑さで溶ける!?無事に猛暑を乗り切るには?

2019年2月7日

今年も暑い季節がやってきました。

私達人間は熱中症で最悪死に至ることがありますが、それはハムスターでも同じで、ハムスターは汗をかかないため体温調節がしづらく、猛暑日は特に人間以上に危険があることもあります。

ぐったりしてたら危険なサイン!?すぐに対策を!

ハムスターは周りが暑いとあからさまにぐったりし、まるで溶けたかのようにぺしゃんこになることがあります。

一見可愛らしい姿ではありますが、人間でいうところの熱中症でぐったりしている状態です。

ぷりん
ぷりん
見てるだけじゃなくて助けて欲しいでチュ・・・

そのまま放置するのは大変危険です。

ハムスターの適温は?

ハムスターの適温は20~26度と言われています。

この間の気温で保つのは案外難しく、初心者の方だと気がつかないうちに適温から外れて飼育してしまい、体調不良や冬眠、熱中症を引き起こしてしまうことも少なくありません。

25度でも稀に熱中症になって亡くなったという報告もあり、日本の夏は毎年26度は上回るので何らかの対策が必要になってきますね。

暑さ対策

大事なハムスターが夏に亡くなってしまわないようにする方法を紹介し、最後にオススメのグッズも紹介します。

温度・湿度管理

まずは温度、湿度管理からです。

熱中症はハムスターの生命に直結しますし、湿度が高くても食べ物が痛んだりハムスターの体調が悪くなったりと良くない事ばかりです。

可能な限りクーラーを

ハムスターを飼っている場合は夏の間、日中は最低でもクーラーをつけておきましょう。

室内の気温は猛暑日では40度を越えることもあり、野生のハムスターであれば穴を掘って地中で体を冷やすことも可能ですが、狭いケージの中ではそれも不可能です。

少しくらい大丈夫と思って放置して出かけたところ、帰ったときにはぐったりしていたという例も多くありました。

クーラーつけっぱなしは電気代がかかると思われがちですが、最近のecoクーラーは1日つけっぱなしでも70円ほどしかかからないものもあります。

逆に自分がいるときだけつけて、あとは消してを繰り返した方が電気代もかかってしまうといった実験結果もあるので、夏場はハムスターの有無に関わらずつけっぱなしで問題ない気がします。

カズ
カズ
クーラーつけっぱなしだとお金がかかるってイメージだったけど、最近はそうでもないんだね!

飼育箱の上にアイスノンを置く

クーラーよりも維持費用を抑え、新しくケージを買うのもお金がもったいないと言う方は飼育箱の上にアイスノンを置く方法です。

アイスノンで冷えた空気は下に降りてきてケージ全体を冷やすので、置く場所は飼育箱の下ではなく上に置くようにしましょう。

また、そのまま置くと結露し、滴が飼育箱内に落ちてしまうのでタオルでくるむなどの工夫をしましょう。

キュー
キュー
滴がハムスターに掛かると風邪の原因にもなるから注意や

風通し

風通しを良くすることで熱がこもることを抑え、温度や湿度を下げる事にもつながります。

ただし単純に扇風機で風を起こせば良いだけではないのでその点も踏まえて解説していきます。

扇風機は逆効果

冒頭で述べたとおり、ハムスターは汗をかきません。

人間が扇風機で気持ちよく感じるのは、風が当たった箇所の汗が蒸発し、その際に熱を奪っていくから涼しく感じるのですが、汗をかかないハムスターにとっては不快以外のなにものでもありません。

逆に継続的に風を当てられ、耳障りな音を聞かされ続けるわけですからかえってストレスになり寿命を縮めてしまいます。

通気性は良くしよう

扇風機は無意味と書きましたが、空気が滞ってしまうのは熱がこもるのでさらにハムスターにダメージを与えることになります。

水槽やダンボールを飼育箱にしてると空気が滞りがちなので、もし通気性の悪い飼育箱で飼育している場合は通気性の良い専用のケージに引越しさせて上げましょう。

通気性の良さなら筆者も愛用しているルックルックフォーチュンがおすすめです。

また、置く場所も窓際や台の上など風遠しの良い場所を選びましょう。

衛生管理

暑さによって出る被害は熱中症だけでなく、食べ物にも関わってきます。食べたエサが痛んでいると食中毒になる危険もあるのでその点も踏まえて管理方法を紹介します。

水・餌を小まめに替えよう

夏場は食べ物、水共に痛みやすく、ハムスターがおなかを壊しやすくなる時期でもあります。

頻度的には朝と夜(可能であれば昼過ぎも)に交換し、常に清潔な状態に保つことをオススメします。

餌に関しては乾燥したペレットタイプの物だと、野菜や果実などの水分を含む餌よりも痛みにくいので安心できます。

また、水に関しては床皿に置くと餌が落ちたり糞が落ちたりで不衛生になるので、吊るして飲むタイプのボトル式のものが良いです。

糞はすぐに処理

ハムスターは基本的に一回の食事ですべてを消化しきれず糞を再度食べて消化を繰り返していきます。

従って普段は放置しておいても問題ないですが夏の場合は話が違います。

高温により糞内の菌が繁殖しやすく、それを食することで消化どころか病気になる可能性も高まります。

普段より回数を増やして飼育箱を掃除するように心がけましょう。

オススメグッズ

暑い夏を乗り切るオススメグッズを紹介します。

ストーンベッド

ストーンベッドは大理石でできた冷却グッズで、注目すべきは14cm×10cmと広い範囲を冷却できるという点です。

幅広く使えるので、ハムスターに限らず大きめのペットにも使えたり、ロボロフスキーのように多頭飼いできるハムスターにまとめて使う方法もあります。

涼感クールベッド

涼感クールベッドは筆者も愛用している冷却グッズで、小屋の底に敷いて使います。

鉄のベッドの底に穴が開いていて熱が逃げやすい構造になっています。

大きさも5cm×8cm程で小さく使い勝手が良いのでオススメです。

マルカン ひんやり ひえひえハウス

こちらはハウス自体が冷却の役割を果たしており、ハウス内に保冷剤を入れられる構造になっています。

冷却剤は1時間程なので、長い間使うことはできませんが、コスパ的にはかなり良いほうです。

オススメのグッズを三つ紹介しましたが、使うとしたら御好みでどれか一つを選んで使いましょう。

まとめ

今回はハムスターの暑さ対策に関する記事でした。

人もハムスターも、夏は命に直結する症状に繋がる危険があるので、くれぐれも熱中症、食中毒には注意しましょう。

ハムスター

Posted by TS